生まれて初めて家を建てようとするときは特に、どのような家にしようかというイメージもわきにくいものです。

憧れはたくさんありますが、実際に家を建てるとなると、どういったことが実現できるのか、何が必要なのかという事をきちんと把握しておかなければなりません。

特に、アパートなどで暮らしていて、一戸建て自体に住むのが初めてという場合、家自体がどれぐらいの広さになるのか、どれぐらいの設備がつけられるのかという事は知っておいたほうが良いでしょう。

書面での情報ではなかなか実感しづらい部分もありますので、実際に建てられた家を見ていってイメージを固めていくのが良いですが、他人の家はなかなか見せてもらうことができません。

そこで利用したいのが各住宅メーカーが用意しているモデルハウスです。


出典:沖縄住宅見学会

実際にそのメーカーで建てた家がどのようなものなのかを見ることができます。

住宅展示場などでは多くのメーカーのモデルハウスが並んでいて、一日でいろいろな家を見比べていくことも可能です。

こういったところを使えば、どのような家を建てるかという事のイメージもわきやすくなります。

どのメーカーにしようかという事を選ぶ際にも役に立ちますし、具体的なプランを考えるスタートラインに立つための必要な情報を得ることができる重要な場所だといえるでしょう。

はっきりは決まっていなくても、家づくりをしようと思った時点で積極的に見て回るようにしてみましょう。

情報収集をしっかりしていくことがより良い家づくりの重要なポイントとなります。

見学の際に注意しておきたい点はいくつかあります。

まず挙げられるのがモデルハウスにはオプションで付けるものなどがたくさんついていることがあるということです。

そのため、基本のプランでそのままの家が実現できるとは限らないので注意が必要です。

素敵に見えるキッチンやバスなども、基本料金でつけられる設備ではなく、少しランクアップしたものを付けていることもあります。

どこまでが基本の料金内に収まるのか、どこがオプションなのか、という事をきちんと確認しておくとよいでしょう。

実際に建て始めてからオプションで付けなければならないものが多くなり、費用がかさんでしまうというケースもあります。

※参考:モデルハウスを見学する際の3つの注意点

また、メーカーによってはカーテンや照明器具などがもともとついているというところもありますが、まったくついていないという事もあります。

メーカーによって扱い方が違いますので、その都度きちんと確認をしていきましょう。

必要な設備がついていないことに完成後気づくことになっては大変です。

特に完成から入居までの時間が短くなりがちな場合は、証明など必要なものがないと生活がしづらくなるという事もあります。

不安なく生活が始められるように、完成時にどうなっているかという事のイメージをしっかり持っていくようにしたいものです。

こういった点は見ているだけではわからないという点が難しいところです。

大抵のモデルハウスには担当者がついていますから、担当者にしっかり質問をしていくのがおすすめです。

この先もきちんと相談に乗ってもらえるため、家づくりに必要な情報を得やすくなるでしょう。

一度決めてしまって契約してからでは後戻りできないという事もありますので、見て回っている間にこういった点については疑問を解消しておきましょう。

それぞれのメーカーごとにオプションなどの対応の仕方をメモしておくと、メーカーや家づくりの詳細を決める際に役立つ情報源となります。

また、モデルハウスの状態で家を建てたいという場合、建てようとしている土地の広さが十分かどうかという事も見なくてはなりません。

大抵の住宅地よりも、住宅展示場のスペースは大きくとられていますから、家自体が大きいことが多いです。

実際に建てる場合は部屋の数を絞ったり、広さを削ったりということが必要になっていくことも考えておきましょう。

そのままでは建てることができないことも多いため、それを念頭に見ていく必要があります。

住宅展示場ばかりではなく、実際にお客様が住む前提で建てている家を見せてくれることもあります。

この場合は実際に家を時にどうなるかという事をよりイメージしやすくなるので、機会があればぜひ訪れてみましょう。

土地の広さも通常の範囲内であるケースも多く、参考になる部分も多いでしょう。

実際に生活を始めているところを見せてくれるお宅もあります。

こちらはさらに、どのような生活ができるのかという事を具体的に感じやすくなり、生活する家づくりのイメージを作りやすくするために役立ってくれるはずです。

家づくりは一人の人が何度も経験することがなく、なかなか情報を得にくい部分でもあります。

そのため、できるだけ効率的に情報を得て、しっかりイメージを作っていくことを意識してみましょう。

そのために、モデルハウスの見学を上手に使っていきましょう。

最終更新日 2025年4月29日 by rwcollec